今回は『Eルチンとは?』です。
最近、Eルチンがとても注目されています。
コンビニなどにも売っているプロテインドリンクにでもEルチン配合と記載されていたりと、いたる所で目にします。
Eルチンとはどんなものかということを解説していきます。
結論
結論
Eルチンは、筋肉の合成能力を手助けする成分です。
Eルチンとは
Eルチンとは、ポリフェノール一種で、リンゴやたまねぎ、ぶどう、そばなどに多く含まれています。
Eルチンとルチンの違い
Eルチンとは、酵素処理ルチンの略称です。
Enzyme treatment (酵素処理)ルチンでEルチンと略されます。
Eルチンとルチンは、違うものではなくルチンの中の1つの種類としてEルチンが存在します。
どのようにEルチンが働くのか?
筋トレをすると筋繊維が破壊されます。
そして、その破壊された筋繊維が回復するときに、以前の筋肉よりも大きくなることで筋肉が大きくなり、筋力アップされます。
しかし、筋繊維が破壊されたときに、活性酵素(酸化ストレス)というものも一緒に生じてしまいます。
この活性酵素が、筋肉の回復を妨げてしまします。
そのため、本来大きくなるはずの筋肉は、活性酵素(酸化ストレス)に邪魔をされていまい、筋肉の回復が100%回復することができません。
ポイント
ルチンが活性酵素(酸化ストレス)を減少させるため筋肉の回復がスムーズに行われるというメカニズムです。
つまり、Eルチンは筋肉の回復をさせるというよりも、筋肉の回復を邪魔しているものを取り除いてくれるという役割になります。
Eルチンの摂るタイミング
Eルチンの摂るタイミングとしては、トレーニング前やトレーニング後すぐなどにプロテインと一緒に飲むことで効果が高いとされています。
そのため、市販のプロテインドリンクにEルチンが配合されていることが多いかと思います。
Eルチンの摂取量
Eルチンの摂取量というのは、基準がはっきりとしているものはないかと思います。
ある文献では、Eルチンを42mg含むホエイプロテインを週に6回飲むということで筋肥大が大きくなったというデータがあります。
つまり、40mg程度を目安に摂取することで効果が出るかと思います。
しかし、40mgよりも少ないから効果がないという訳ではありません。
あくまで目安ですのでご注意下さい。
あくまで筋肥大の補助
注意点
Eルチンだけを摂取していても筋肥大するわけではありません。
筋トレをして、タンパク質を摂る。
この基本ができている上でのEルチンの摂取ですので、筋トレしない・タンパク質を摂らないなどが生じれば、そもそもの筋肥大の過程がなくなるのでEルチンの効果は少ないです。
トレーニングをしなくてもEルチンだけ摂取していれば筋肥大するという意見もありますが、個人的にはトレーニングありきだと思います。
しっかりと筋トレ・タンパク質摂取した上でのEルチンなので、Eルチンだけに頼らないようにしましょう。
おすすめ食材
個人的におすすめの食材は"そば"です。
そばは、ルチンを多く含む食材です。
GI値が低い
さらにGI値というものが低いです。
GI値が低ければ、血糖値が上昇しにくいので太りにくくなります。
うどんのGI値は85
そばのGI値は54
と主食材の中でも、そばはGI GI値が非常に低いです。
GI値については、こちらに詳しく解説していますのでご覧ください。
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【おすすめ】ダイエット食事はGI値を減らそう【解説】
タンパク質も多い
そばはタンパク質も多めです。
うどんの100g当たりのタンパク質が6g
そば100g当たりのタンパク質が10g
とタンパク質も比較的多めの食材です。
そばはGI値が低く太りにくい上に、タンパク質も多い、さらにルチンも多く含まれるというダイエット・筋トレに非常に良い食材と言えます。
まとめ
今回はEルチンについて解説しました。
最近、ウ〇ダーインゼリー・プロテインドリンクにも含まれているEルチンですが、筋トレする方にとって非常に良い成分です。
せっかくトレーニングするわけですから、トレーニングの効果をフルに活かせるようにEルチンも意識して摂りましょう。
ありがとうございました。