今回は『身体のキレとは?』について解説します。
よく身体にキレがある。身体のキレが良い。という言葉を耳にします。
しかし"身体のキレ"とは何かはっきりとわからない方も多いかと思いますので解説してきます。
身体のキレとは
身体のキレという言葉は明確な定義がなく、非常に抽象的な言葉です。
主には
身体のキレとは?
・自分のイメージ通りに身体が動いているか
・筋肉の収縮速度が速い
・静と動の切り替えが早い
という部分が身体のキレに繋がります。
自分のイメージ通りに身体が動いているか
自分のイメージ通りに身体が動いているかというのは非常に大事です。
自分のイメージ通りに身体を動かすことで、スムーズな動きになりキレも出てきます。
ボディイメージ・身体図式などという言葉でも表現されることがあります。
自分のイメージ通りに身体が動くなんてあたりまえと思っている方もおられるかもしれませんが、微妙なズレというのは多くの人にあります。
例えば、走っている時の足の上げる角度などは、動画などで撮影してみると自分のイメージよりも上がっていないことが多いと言われています。
そのような自分のイメージとわずかなズレを無くすことで身体のキレは出てきます。
筋肉の収縮速度が速い
筋肉の収縮速度も身体のキレに大きく影響します。
身体のキレの一つの要素として、素早く動くことも重要です。
素早く動くには、筋肉の収縮速度が何よりも重要です。
筋肉の収縮速度が早ければ四肢を速く動かすことができ、素早く動くことで身体のキレが出てきます。
筋肉の収縮速度は、一般的な筋トレだけでは速くなりにくいです。
プライオメトリックトレーニングと言う、筋肉の収縮速度を速めるためのトレーニングを行う必要があります。
プライオメトリックトレーニングについてはこちらの記事をご参考にしてください。
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【解説】プライオメトリックトレーニングとは?【競技者必見】
静と動の切り替えが早い
静と動の切り替えが早いことも身体のキレに重要な要素です。
静と動、つまり止まっているところから動く。動いているところから止まる。ところの切り替えのことです。
この静と動の切り替えが早いことは、より動きを速く見せることができます。
静と動を切り替える瞬間というのは、多くの筋肉・筋力が必要です。
さらに、四肢だけでなく体幹などインナーマッスルなど筋肉の発達していなければなりません。
身体のキレを出すトレーニング
先ほどの
- 自分のイメージ通りに身体が動いているか
- 筋肉の収縮速度が速い
- 静と動の切り替えが早い
を鍛えるトレーニング方法を紹介します。
自分のイメージ通りに身体を動かすトレーニング
自分のイメージ通りに身体を動かすトレーニングは
自分のイメージ通りに身体を動かすトレーニング方法
- 鏡を見ながら四肢を動かす
- 動画などで自分の動きを確認する
鏡を見ながら四肢を動かす
鏡の前に立ち、腿上げなどその場でできるトレーニングを行います。
自分のイメージと同様に身体を動かす、もしくは身体の動きに自分のイメージを合わせるという認知が必要です。
自分のイメージと同様に身体を動かすことが理想ですが、自分のイメージではウサインボルトのような腿の上がりをイメージしても、その通りに身体を動かすことは困難です。
そのため、自分の身体の動きにイメージを合わせなければならない部分もあります。
しかし、身体を鍛えることで四肢の可動範囲も増加しますので、可能な限り良いイメージに近づけるようにトレーニングをしましょう。
動画などで自分の動きを確認する
走るなどダイナミックな動作になると鏡で確認することが困難になります。
そのような時は、動画撮影をしましょう。
自分の走る姿を確認すると、意外と足が上がっていない・腰が曲がっているなど様々なイメージとのズレが出てくるかと思います。
何度も自分で修正し、イメージ通りに身体が動く・身体の動きにイメージを合わせるように自分の身体の動きを意識したトレーニングを行いましょう。
筋肉の収縮速度が速めるトレーニング
筋肉の収縮速度が速めるトレーニングは、プライオメトリックトレーニングというものがあります。
プライオメトリックトレーニングとは、筋肉の収縮を速くするトレーニングです。
例
例えば、スクワットをするとします。
プライオメトリックトレーニングとして、スクワットを行う際は、膝を曲げた姿勢から膝を伸ばすときに一気に膝を伸ばします。
この時に、なるべく早く大腿四頭筋・大殿筋などをさせるように意識します。
そうすることで、筋肉を速く収縮させるトレーニングとなります。
筋肉を速く収縮させるというシンプルな方法ですが、効果は非常に高いです。
筋肥大させるためのトレーニングではないため、比較的軽い重り・自重などで行うことが多いトレーニングです。
詳細はこちらでも解説していますので、ご参考にしてください。
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【解説】プライオメトリックトレーニングとは?【競技者必見】
静と動の切り替えが早い
静と動の切り替えを速くするには、インナーマッスルを鍛える必要があります。
インナーマッスルは、高重量を扱うだけでなくバランストレーニングや不規則な動きの中でトレーニングを行うことで鍛えられます。
トレーニングギアでは、バランスマット・ウォーターバックなどがインナーマッスルを鍛えるための便利なトレーニングギアとなっています。
中々、通常のトレーニングだけではインナーマッスルを鍛えることは難しいので、トレーニングギアを使うことをオススメします。
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バランスマット・ボードのおすすめ6選【解説付き】
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おすすめウォーターバック4選【体幹トレーニング解説付き】
まとめ
今回は、身体のキレについて・トレーニング方法を解説しました。
年を取ると身体のキレがなくなるというのは、イメージのズレ・身体の筋力低下などが大きくなることで生じます。
日々のトレーニングで身体のキレを取り戻すことや、より身体のキレを出すことも可能です。
スポーツをされる方は、身体のキレを出すトレーニングを行うことでより身体のキレを強くすることができます。
何気ないトレーニングだけでは、身体の強いキレを出すのは難しいです。
より身体のキレをだすために、必要な知識を付けてトレーニングを行ってきましょう。
ありがとうございました。