水を飲むメリット

ヘルスケア

水を飲むメリット【解説】

今回は『水を飲むことのメリット』です。

水を飲むことは身体に良いということはテレビなどでも耳にしますが、どのようなメカニズムで身体に良いのかわからない方も多いかと思います。

水を飲むことのメリットについて詳しく解説していきます。

 

結論

結論

  • 代謝が良くなる
    (痩せやすくなる)
  • 循環が良くなる
    (疲労の回復)
    (美肌効果)
  • 便秘の解消

などの効果があります。

( )のところは上のものと同様のメカニズムで生じることなので( )としております。

 

代謝が良くなる(痩せやすくなる)

ポイント

代謝が良くなる≒痩せやすくなる

と考えていいと思います。

代謝が良くなると消費カロリーが増えますので、結果的に痩せるということです。

 

水を飲みとなぜ代謝が良くなるのか

常温といわれる水の温度は20℃-35℃です。(35℃はややぬるま湯レベルですが)

 

体温は35℃-36℃です。

 

水の方が温度が低いので水を飲むと、少しですが体温が下がります。

  • 体温が下がると、筋肉が熱を作るために活動します。
  • 筋肉が活動するとカロリーを消費します。

この2の筋肉が熱を作るために活動することを代謝が上がるといいます。

 

このようなメカニズムで、水を飲むと代謝が上がります。

そして、カロリーを消費することで痩せやすくなるという原理です。

 

注意点

体温を下げたいからといって、冷たすぎる水を飲むことはよくありません。

 

あまりにも冷えたものを体内に入れすぎると、内臓(胃・腸など)の活動が低下するので、いわゆる"お腹を壊す"という状態になります。

さらに、内臓の活動が落ちることは基礎代謝を減らすことにもなるので逆効果です。

 

一気に水を飲むのではなく、こまめに常温の水を飲むことで何度も代謝をあげるようにすることをオススメします。

 

循環が良くなる(疲労の回復・美肌効果)

"循環が良くなる"これは水を飲むことが大切と書いているサイト・本などで一番見かけるかと思います。

 

なぜ循環がよくなるのか

水を飲むと循環が良くなるのは、なんとなくイメージできるかと思いますが、はっきりとメカニズムは理解しにくいかと思います。

  1. 水を飲むと、食道→胃→小腸→大腸と流れていきます。(簡易的に書いています)
  2. そして、水分は主に大腸で吸収されます。
  3. 大腸で吸収された水分は血管に入り身体の中を流れていきます。
  4. 血管に水分量が増加すると循環が良くなります。

 

例えば

ドロドロの水がホースの中を流れているとします。

そのドロドロの水にきれいな水が加えられると流れが良くなることがイメージできるかと思います。

このような形で循環が良くなるというメカニズムです。

 

疲労回復・美肌効果

先ほどの循環が良くなるメカニズムから疲労回復と美肌効果が生じます。

  • 血液は疲労を生んでいる成分を運ぶことができます。
  • さらに栄養成分も運んでいます。

 

そのため循環が良くなると疲労成分を運搬し、体外へ排出することでデトックスにもなり、栄養を組織に運搬することで疲労の回復・美肌効果をすることができます。

 

便秘の解消

便秘の解消は先ほどの、水分は大腸に吸収されるというところに通じております。

 

大腸で水分は吸収されますが、水分が少ないと大腸で十分に水分が吸収できません。

大腸に十分な水分がなければ、便は固くなってしまい便秘になってしまいます。

 

そのため、水分を飲むことで大腸に水分が行き届き、便に水分が含むことで便通が良くなります。

 

水以外の飲み物ではダメ?

水以外の飲み物ではダメなのか?

こちらは非常に多い疑問かと思います。

 

特に、お茶・コーヒーなどは飲みやすいので気になるところかと思います。

 

水とお茶の違い

お茶(ウーロン茶など)にはカフェインが含まれています。(コーヒーはカフェインがお茶より多い)

 

カフェインには利尿作用(尿が出る作用)があるので、飲んでも排出される分が多くなってしまいます。

そのため、水を飲むよりも吸収されず排出されてしまうので効果が薄れてしまうので水の方が良いかと思います。

 

どのくらい飲めばいいのか

おおよそ"2.5-3.5L"飲むことが勧められています。

 

なぜ2.5-3.5L必要か

人間の身体は一日で約3.0L程度水分を排出します。

内訳は

内訳

  • 不感蒸泄で1.0L(皮膚や呼吸によって水分を失うもの)
  • 発汗・尿・便などで2.0L

という形で一日3.0L程度水分を失います。

 

そのため、2.5-3.5L程度水分を飲むことが推奨されます。

 

飲み過ぎる危険性

水を飲み過ぎることは心不全・腎不全などがなければそこまでリスクにはなりません。

飲み過ぎた分は基本的には尿で体外に排出されます。

 

心不全

心不全がある方は、循環血液量が増加しすぎると心負荷がかかり浮腫みがでたり、息苦しくなるので注意が必要です。

 

腎不全

腎不全がある方は、摂りすぎた水分を体外へ排出することができにくい状態なのでどんどん身体に水が溜まり、浮腫などの原因になるので注意必要です。

 

水中毒

ときどき、水中毒が怖いと耳にしますので少しだけ書かせていただきます。

 

水中毒はスポーツなどで電解質(ナトリウムなど)が失われた状態で水だけを飲むと、電解質不足になり水中毒といった状態になります。

 

スポーツなど汗によって電解質が多く失われる場合の水分はスポーツドリンクで電解質を補給することが大切です。

 

まとめ

今回は水を飲むメリットのメカニズム中心に書かせていただきました。

 

水を飲むことは非常に重要です。

そのメカニズムを理解するとより重要性がわかるかと思います。

 

これを機にみなさまも水を意識して飲むようにしましょう。

 

ありがとうございました。

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