今回『子供の運動神経を良くする方法』です。
運動の苦手な子供にどのようにして運動神経を良くするのかを解説していきます。
結論
結論
- ボディイメージ能力の改善
- 脳と身体をリンクさせる
ボディイメージ能力・脳と身体をリンクというのは、運動神経が良い人が優れている能力です。
つまり、運動の苦手な子供もこの能力を向上させることで運動神経の改善が可能です。
しかし、これらを完璧にできたとしてもトップアスリートになれるわけではありません。
トップアスリートはこれらの能力に加え、感性・技術などが群を抜くほど高いからです。
あくまで、平均的な運動神経・運動能力を改善していくものと考えてください。
ボディイメージ能力の改善
ボディイメージとは?
ポイント
ボディイメージとは、自分の身体の認識のことです。
つまり、自分の身体がどのように動いているのか?などを理解する能力です。
自分の走っているフォームの脳内イメージと動画などで自分の走り方を客観的に見た時に、誤差が生じているかと思います。
このイメージのかけ離れが少ないほど、ボディイメージ能力が高いと言えます。
どのような運動をする際にも、自分の身体がどのような状態になっているのかが感覚的にわからなければ上手く身体を動かすことができません。
野球での投球フォーム・走るフォームなど子供でも運動神経の良い子供は感覚的にボディイメージが理解できています。
どのようにボディイメージ能力を改善するか
ボディイメージ能力を向上させるには、鏡などを見ながら身体を動かすことでボディイメージ能力の向上が期待できます。
他には、子供の運動しているところを動画で撮影し、子供と一緒にどのような動きをしているのか確認することです。
動画では、動いてからの確認までの時間があるので、鏡の方が即時でフィードバックが得られるので良いかと思います。
ダンスなどは、非常にボディイメージ能力を鍛えるのに有効です。
野球でも、シャドーピッチングなどを鏡を見て行う練習もあります。
そのように、運動を子供自身が自分でフィードバックを得ることが重要です。
ボディイメージ能力を上げる練習方法
ポイント
子供自身が自分の動きを理解することが重要です。
年齢によってボディイメージ能力を高める運動は変わってきますが、小さい子供でもできる練習をご紹介します。
親の真似をさせる
例えば、サッカーのキックが上手くなりたいとします。
ボディイメージ向上の練習
- 親がこの動きを真似してね。と子供に伝え、ボールをキックします。
- 子供は親の動きを真似してボールをキックしてもらいます。
その際に、親・子供ともに動画で撮影しておきましょう。
そして、二人ともキックが終わった後に、動画で動きを確認します。
運動の苦手な子供であれば、真似するということが非常に苦手かと思います。
そのようにして、動きを真似することで子供自身のボディイメージ能力の改善をしていきます。
走るのを早くしたいのであれば、走るフォームを真似できるようにします。
このように応用して練習することは簡単です。
極論、トップアスリートの真似ができれば一般レベル以上の競技が可能となるかと思います。
動きの物真似をさせることで、ボディイメージ能力を高めましょう。
脳と身体をリンクさせる
ボディイメージは、身体がどのような状態にあるかを理解するインプットですが、脳と身体をリンクさせるというのはアウトプットになります。
運動神経の良いタレントの武井壮さんは、このアウトプットの部分が非常に大事であるとテレビでもおっしゃられています。
脳と身体をリンクさせるというのは、自分の腕がどの位置にあるのか・身体はどの程度傾いているのかなど自分自身で動かした部分がどの程度動いたかを感覚で理解することです。
一見、誰でもできると思われると思います。
しかし、子供でも大人でも完璧に脳と身体をリンクするというのは難しいです。
例えば、目を閉じて腕を90°腕を横に上げてみてください。
そして、目を開けて腕の位置を確認してみてください。
以外とずれている方が多いかと思います。
他には、まっすぐ立っているつもりでも、鏡を見ると歪んでいることがあるかと思います。
これらを完璧にできるようになることは身体を思い通りに動かせるということになります。
運動神経を良くするためには、自分の思った通りに身体を動かせなくてはなりません。
脳と身体をリンクさせる練習方法
脳と身体をリンクさせる練習方法は、基本的に目で見えない部分で四肢を使うということになります。
1人ボールキャッチ
- 立った状態でボールを持ち、天を見上げるように顔を上に向けます。
- 1の状態でボールを軽く上に投げます。
- 顔を上げたままでお腹付近でボールをキャッチします。(どちらの手でも可)
そうすることで、ボールが途中から見えなくなります。
見えないところでボールをキャッチすることで、手の位置を脳で把握し動かすということになります。
足を上手く動かしたい方は、投げたボールを足に当てる。というようにすれば良いかと思います。
これを反復的に繰り返すことで、脳と身体をリンクさせることが可能です。
注意点
注意点
- ボディイメージ能力の改善
- 脳と身体をリンクさせる
これらは、あくまで身体の使い方を覚えていくための物です。
運動神経は良くなりますが、サッカー・野球・バスケなど競技レベルが直接上がるわけではありません。
スポーツには技術が多く必要となりますので、競技をされている子供さんは競技の技術を磨く必要があります。
しかし、ボディイメージ能力の改善・脳と身体をリンクさせるというのは運動の基礎の部分ですので、どの競技をされている方でも役立つと思います。
子供の時に基礎を固めることが重要
ポイント
子供の時にボディイメージ能力の改善・脳と身体をリンクさせるという基礎能力を向上させることは非常に重要です。
大人になってからでは、なかなかボディイメージや脳と身体のリンクの能力を向上させることは難しいです。
子供の時に身体を上手く使うことで、どのような競技・生活にでも役立つことが多いです。
子供の時に基礎能力を高めれるように、親御さんが遊び感覚で練習してあげましょう。
まとめ
今回は子供の運動神経を良くする方法について解説しました。
運動嫌いの子供・これからさらに運動神経を良くしたい子供と様々だと思います。
ボディイメージ能力の改善・脳と身体をリンクさせるということは、どちらの子供さんにでも役立ちます。
鍛えれば鍛えるほど、向上していく能力ですので少しずつ遊び感覚でトレーニングしていってあげましょう。
ありがとうございました。