今回は『筋肉の左右差を無くすには?』です。
筋トレを始められた方や筋トレ中級者の方で筋肉に左右差を感じると思われる方が多いかと思います。
今回は、その筋肉の左右差をの原因・左右差を無くす方法について解説していきます。
結論
結論
アイソレーション種目を増やす。
重量は、弱い方の重量に合わせる。
この二つがポイントになるかと思います。
なぜ筋肉に左右差が生じる?
とお思いの方も多いかと思います。
筋肉の左右差に感しては、誰でも起きていることです。
原因の一つとしては、"利き手"などの原因があります。
例えば右利きの方であれば、右の上腕・前腕が発達していることが多いです。
そのため、ベンチプレスなどを実施すると右は上腕の筋肉を使って持ち上げ、左は胸筋を使って持ち上げることが多いです。
そうなることで、右利きの方は"左の大胸筋"が発達していることが多いです。
筋トレ初心者の方はベンチプレスを中心に胸筋を鍛えようとすることが多いですが、これでは左右差がどんどん大きくなっていってしまいます。
筋肉の左右差を無くす方法
筋肉の左右差を無くす方法は、最初の結論にも書きましたが
ポイント
アイソレーション種目を増やすことです。
アイソレーション種目とは
アイソレーション種目とは、単関節運動のことで、一つの関節を動かす筋トレ方法のことです。
アイソレーション種目の例
- ダンベルフライ
- アームカール
- レッグエクステンションなど
アイソレーション種目の反対語は、コンパウンド種目で複数の関節を同時に動かすトレーニング方法です。
コンパウンド種目の例
- ベンチプレス
- 腕立て
- スクワット
- デッドリフトなど
なぜアイソレーション種目か
アイソレーション種目は、一つの関節を動かすトレーニング方法なので、狙った関節以外の動きがほぼないです。
そのため、狙った筋肉以外の筋肉での補助などが少ないため、狙った筋肉にしっかりと負荷をかけることができます。
コンパウンド種目で全体に負荷をかけた後に、アイソレーション種目で左右差のある筋肉をしっかりと追い込んでいきましょう。
アイソレーション種目の注意点
アイソレーション種目の注意点は
注意点
- フォームを丁寧にする
- きちんと扱える重量にする
フォームを丁寧にする
アイソレーション種目は、単関節の運動なのでフォームを定めることが難しいです。
ダンベルを持ったりすることで、軌道がズレてしまい狙った筋肉から負荷を逃がしてしまうこともあります。
鏡などを利用し、綺麗なフォームでアイソレーション種目に取り組むようにしましょう。
きちんと扱える重量にする
アイソレーション種目は、きちんと扱える重量で行うことが大切です。
重量が重すぎると、先ほどにも書いたフォームの乱れが出ることも一つです。
他には、単関節運動なので負荷のかかる関節が一つであるのでケガにも繋がりやすいです。
きちんと扱える重量に設定してアイソレーション種目に取り組むようにしましょう。
重量の設定
重量の設定ですが、右の大胸筋の方が小さいとします。
ダンベルフライで右大胸筋を鍛える際に
どちらが良い?
- 左の方が重たい重量が持てるので左右共に左の重量に設定するのか?
- 弱い右の重量に設定するのか?
これは、右の重量に設定しましょう。
つまり、筋肉の発達が弱い方の重量に設定しましょう。
なぜ弱い方に重量を合わせるのか?
なぜ弱い方の重量に合わせるのかというと、弱い方の筋肉が強い方の筋肉の重量を扱えないためです。
もし扱えたとしても、フォームがめちゃくちゃになってしまい上手く狙った筋肉を鍛えることができません。
重たい重量を持っても、狙った筋肉に負荷をかけない限り、筋肉は発達しません。
そのため、弱い方に重量を合わせ、しっかりと追い込むことで左右差が解消してきます。
メニュー
一例えば、大胸筋に左右差があり、右が弱い・筋肉が小さいとします。
例メニュー
- ベンチプレス
- ダンベルフライ
- ケーブルクロスオーバー
- マシンチェストフライ
といったメニューが良いかと思います。
まずコンパウンド種目を最初に持ってきている理由としては、肩・胸・腕などのウォーミングアップの意味も含んでいます。
最初はコンパウンド種目を取り入れ、高重量を扱います。
それ以降はすべてアイソレーション種目となっています。
ダンベルフライでしっかりと弱い方の胸筋にピンポイントで刺激をいれます。
さらにケーブルクロスオーバーで大胸筋をストレッチさせた位置から刺激を入れてきます。
最後は、代償動作が出やすくなるのでマシンを利用し疲労がある中でしっかりと大胸筋に刺激を入れるようにします。
このパターンが絶対に良いというわけではないですが、左右差を無くすためのメニューの組み方として参考にしていただければと思います。
まとめ
今回は筋肉の左右差を無くすには?について解説しました。
完全に左右均等の筋肉となっている方は存在しないと思います。
ボディメイクする中で筋肉の左右差があるというのは気になりますし、誰でも身体は左右均等にしたいと思います。
うまくアイソレーション種目を取り入れ筋肉の左右差を少なくしていきましょう。
ありがとうございました。